「しこうさく所」とは

2016/12/02 YAOLAの活動

お初にお目にかかります工作担当の冨吉です。

 

今年からメンバーとして参加しておりますが、
それ以前からちょこちょことYAOLAのちびっこ担当として、
主に工作ワークショップのお手伝いをしておりました。

 

八尾の子ども達にしゃべり方が違うと指摘され(なぜなら私は愛知県出身)
「あかん」を正しく発音出来るまで言わされたり、
息をするようにボケる彼らに「なんでやねん」とベタな言い方でつっこんでみたり。
八尾の子ども達とは良い関係を築いております。

みなさまこんな工作担当ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

そんな話はさておいて
YAOLAの活動紹介の第2回目として【しこうさく所】のお話をします。

 

しこうさく所とは

八尾のものづくり企業の作っている部品や廃材から何が出来るかを考え、
工作の一部に組み込み、実際に手に触れて身近に感じてもらう工作ワークショップ企画です。


以前工作の参考に
郷土玩具と呼ばれる、日本各地で古くから手作りでつくられ、
それぞれの土地で親しまれてきたおもちゃについて調べていたところ、
おもちゃの材料が「その土地で多く取れるもの」「何かを作った際に出る廃材」など
その土地の特色が出ているということが分かりました。

 

八尾で生産されている糊やハトメなどの部品をつかっておもちゃを作るという行為そのものが
郷土玩具の成り立ちと共通するものがあるなぁと思い、
「八尾のものづくり企業の作っている部品や廃材から何が出来るかを考え、
工作の一部に組み込み、実際に手に触れて身近に感じてもらう工作」という内容で
活動をスタートすることとなりました。


私はYAOLAの活動以外でも工作のワークショップを企画運営をしているのですが、
ゆくゆくは工作研究所のようなものを設立して、所長と呼ばれたい!という夢を語った所、
それYAOLAで出来るんじゃない??と話が膨らみました。

 

何度も重ねた会議の結果
「試行錯誤」という言葉をもじって「しこうさく所(しょ)」という名前が決まりました。

ロゴの下の「試」「考」「作」「所」には

「試す」「考える」「作る」「場所」という意味があります。


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具体的にどんな活動を行ってきたかというと

 

もうYAOLAではすっかりおなじみの「不易糊工業株式会社のフエキのり」をつかった紙風船づくりや

 

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カネエム工業株式会社のハトメ」をつかったハトメ人形づくりなど。

 

*ハトメとは布や革、紙などの素材にあけた穴を補強する金具のことで、
身近なところでは靴ひもを通す穴や、ひもで綴るファイルなどに使われています。
そのハトメを使って紙同士をつなげると、その金属部分が関節のような働きをします。

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(両ワークショップの詳細はこちらで詳しく書いております。合わせてご覧下さい!)

 


この【しこうさく所】は
①考える
②自分でつくる
③日常で見つける
を常に頭において工作ワークショップを行っています。
私は特にこの③の「日常でみつける」ということが大切だと思っています。
ものづくり企業の技術や製品がいかに身の回りに溢れているか、
それを生活の中で見つけて、身近に感じてもらうことで、
土地への愛着が生まれるのではないかと考えるからです。

 

八尾のものづくりを工作を通してアピールしていくことはもちろん、
これを使って何が出来る?どういう遊び方が出来る?ということを
子ども達と一緒になって考えていく場を作ること
そして八尾の企業と八尾の子どもたちがつながるしくみを作ることが目標です。

 

子ども達から「所長~!ハトメであ~そぼ!」と誘われる日を夢見て
YAOLAのみんなと工作ネタを増やすためのリサーチを日々行って行きたいと思います!

 

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教える教わるの関係が突如ひっくり返り、

そのまま始まった大阪弁講座を受けている冨吉の画像でお別れです。

それではまた来週!