幼稚園でおなじみの
少しずつ暖かくなってきましたね。
春は好きだけど、花粉の季節にびくびくしながらの今日この頃。
枡谷です。
先月に引き続き、今回も工場見学レポートです。
誰もが知っている、幼稚園でおなじみのあれを作っている企業さんです。
でで~ん、そうフエキくん!
実は八尾生まれなんです。
知ってました?
フエキのりを製造している不易糊工業株式会社は、明治19年(1886年)創業。
100年をかる~く超える歴史ある老舗です。
企画開発室の渡辺さんに、色々教えてもらいました。
まず、黄色い顔に赤い帽子のフエキくんの糊、正式名称は「どうぶつのり イヌ」なんですって!
1975年にホルマリンなどを使用しない安全・無害なでんぷんのりが誕生。
どうぶつシリーズとして、ウサギ・ゾウ・イヌと3種類ありました。
そこから月日が経つ内に、人気、不人気の関係もあり、最終的に残ったのが「イヌ」。
これが、今のフエキくんにつながっています。
でんぷんのりの作り方。
まずは原料のとうもろこしでんぷんを入れて。
食品原料で作るから安全・無害なんです。
僕も幼稚園の頃、遊びで食べてましたフエキのり。
まぜまぜ、こねこね。
とりあえず完成です!
できたのりは、タンクで少し寝かせてあげるそうです。
できあがったのりを、容器に充填。
容器は2階の倉庫にあって、天井からパイプをつたって流れてきます。
面白い光景でした。
容器にのりが充填された後、その上に薄い紙とヘラを入れてます。
ここは、すべて手作業でされていました。
意外とアナログな面もあるんですね。
最後に蓋を閉めて、はい完成!
これは、どうぶつのりではなく、ひまわりのりという商品。
これも見たことありますね。
子どもの頃、遊びで食べていましたが、
こうやって製造の裏側を見せてもらうことで、
その安全性が本当だったんだと思いました。
この「でんぷんのり」の開発には、なんと17年もの歳月を費やしたそうです。
でも、子どもが直接手で触れるものなので、そこにはとことんこだわったそうです。
愛くるしい顔してますけど、あの中にはすごい技術と職人魂がギュッと詰まっているんです。
今は、その技術を応用してフエキコスメも製造されています。
これまた、すごくかわいいです。
僕の親も、僕自身もフエキのりにはお世話になってきました。
そして、僕の子どももお世話になっていますし、孫も同じくなるでしょう。
この先、何世代フエキのにのお世話になるんでしょうね。